自宅でDVD三昧!~映画・ドラマどんと来い!

もちろん映画館で見る大画面の映画の雰囲気は最高。でも自宅でまったりDVD三昧というのも良い物だ。人目を気にせず見た映画DVD・ドラマDVDの感想など書き散らしてみたり。

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2006年08月01日

ふたりのトスカーナ

 原作は40年ほど前にベストセラーとなったロレンツァ・マッツェッティの自伝的小説「天が落ちてくる」。
 第2次世界大戦。両親を事故で失いイタリアのトスカーナ地方に住む叔母夫妻に引き取られた幼い2人の姉妹。
 戦争の影が日に日に大きくなる中で、楽しい夏の日は、ある日突然に終わりを告げた……。
 美しい映像を通し、少女が見た戦争の悲劇を丹念に描いている。

2006年07月31日

ミリオンズ

 幼い2人の兄弟が歓声をあげながら、野原を自転車で走ってゆく。青空の下、野に一面に咲く黄色い花が、黄色い帯となって飛んでゆく映像の美しさ。子どもっていいな、子ども時代って楽しかったなと思わせる。
 兄弟は少し前にお母さんを亡くし、お父さんと3人で、イギリスのある街に暮らしている。ある日、兄弟が線路わきに作った段ボールの秘密基地に、ポンド札がいっぱいに詰まったボストン・バッグが降ってきた。中身の総額は22万9320ポンド(約4600万円)!
 ポンドがユーロにかわる12日前という設定。こんなこともあるかもしれない。ある犯罪組織が、焼却炉行きのポンド紙幣を積んだ列車から金を盗み出しては外に投げていたのだ。降ってきたのは、あとから回収するはずのバッグの1つだった。
 そうとは知らず神様の贈り物だと思い込み、貧しい人々を助けようと考える弟。お兄ちゃんの方は現実的で、ゲームや自転車を買ったあと、これを元手にひともうけを目論む。
 紙幣がただの紙切れになる前に使ってしまおうと兄弟は奮闘するが、子どもには案外難しかった。募金をしようにも多額な募金は怪しまれる。銀行は口座を開かせてくれないし、投資用に家を買おうにも不動産屋は相手にしてくれない。そんな中、お金を見つけたお父さんは……。
 刻一刻とポンドがユーロに変わる日は近づいてくる。お金を追って、組織の手も伸びる。さて兄弟は、無事にお金を使いきれるのか?

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2006年07月30日

ダブル・ジョパディー

 「ダブル・ジョパディー」とは、二重処罰の禁止の意。だれもが同一の犯罪で二度有罪にはならないということである。アメリカ合衆国憲法修正第5条で規定されている。この法律をテーマに母親の我が子への深い愛情と、夫に対する復讐劇をスリリングなタッチでまとめ上げている。
 シアトル郊外に住む主婦リビー。彼女は、実業家の夫ニック、最愛の息子マティと幸せな日々を過ごしていた。
 ある日突然、夫殺害の罪を着せられ、刑務所で服役生活を余儀なくされる。親友に預けた息子のことが心から離れないリビー。行方知れずになった2人を探し当てた彼女は、衝撃の事実を知る。死んだはずの夫が生きていた……。
 戸惑いと混乱のふちに突き落とされた彼女に、ある女囚が「ダブル・ジョパディー」という言葉をささやく。そのひとことがリビーを奮い立たせた。夫への復讐と息子との再会を果たすために、一日も早い出所を待つリビー。
 そして6年の月日が経過し、仮釈放の日を迎えた彼女は保護監察官トラヴィスの監視下に。ついに彼女の逃亡と追跡の日々が始まる……。

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2006年07月29日

アメリカン・ビューティー

 アメリカの中流家庭を舞台にして、現代人が抱える閉塞感、倦怠感に押しつぶされる家族の人間模様をコミカルに、そして残酷に描き出している。
 郊外の新興住宅地に住むレスター・バーナムは、雑誌社で広告の仕事をする中年サラリーマン。住宅ローンを抱えながらリストラの風にさらされる。一方の妻キャロリンは、そんな夫にうんざりしながらも不動産のブローカーとして敏腕を振るい、家ではおしゃれな生活にのめり込んでいく。そして一人娘のジェーンは、怒りと不安に揺れる典型的なティーンエージャーだ。
 ある日、レスターはジェーンの友達アンジェラを一目見た途端、メロメロに。娘の軽蔑を一身に受けながらも、アンジェラへの思いは募るばかり。他方、欲求不満のキャロリンは、同業者の“不動産王”に急接近。そして二人は、ついに危険な坂道を転げ落ちることに……。

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2006年07月28日

チャーリーとチョコレート工場

 子供たちに大人気のウォンカのチョコレートは魔法のチョコ。工場の門は閉鎖され、働く者もいないのに、工場からは毎日、おいしいチョコレートが世界中に出荷されてゆくのだから。
 そんな謎の工場が、このたび5人の子供を招待するという。招待されるのは、ウォンカの板チョコに入っているゴールデン・チケットを引き当てた幸運者。世界中の子供たちがチケットを当てようと狂奔したのだ。
 さて招待日当日、伝説の工場主ウォンカ氏(ジョニー・デップ)に案内され、チャーリーをはじめ当選者たちが見たものは、お菓子の森、ナッツを割るリス、チョコレートの川、働きながら歌う小人たち……。

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2006年07月27日

博士の愛した数式

 交通事故の後遺症で、天才数学者の博士(寺尾聰)は、記憶がたった80分しかもたない。何を話していいか混乱した時、言葉の代わりに数字を持ち出す。
 相手を敬う心を忘れず、常に数学のそばから離れようとしない。そんな、いささか風変わりな博士のもとで働くことになったシングルマザーの家政婦・杏子(深津絵里)。その10歳の息子(齋藤隆成)を、博士は、“ルート(√)”と呼ぶ。博士と語り合ううち、二人は数式の中に秘められた、美しい意味を知る――。
 芥川賞作家・小川洋子のベストセラーとなった同名小説を、『雨あがる』の小泉堯史監督が映画化した。

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草ぶきの学校

 子どもたちの純粋な瞳は、喜びも悲しみも、真正面から映し出す。
 その小さな胸に、大人以上の葛藤の嵐が吹くこともある。
 決して楽しさだけじゃなかった、けれども幸せだった子ども時代――。
 1962年ごろ、文化革命前の中国農村部に暮らした子どもたちを描いた作品。砂にまみれ、風に吹かれて育まれた、懐かしい日々が思い起こされる。

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2006年07月26日

ジャンヌ・ダルク

 ジャンヌ・ダルクといえば、知らない人はいない500年前のフランスの英雄だ。「神のお告げを受けた」と祖国を救うために戦い、勝利に導いた後、魔女として火あぶりにされる。
 ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるジャンヌ・ダルクは、実にエキセントリックでいちずだ。フランスを守るために、シャルル7世を戴冠させるために、まるで憑かれたように戦い続ける。田舎娘で戦った経験などまるでないのに鎧に身を包み旗を振り上げ「フォロー・ミー!」(私についてきて)と叫ぶ。戦いの先頭に立って、荒くれ兵士たちの士気を高め勇気を鼓舞する。「ここに神の意志がある。だから決して負けはしないのだ」と。

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