自宅でDVD三昧!~映画・ドラマどんと来い!

もちろん映画館で見る大画面の映画の雰囲気は最高。でも自宅でまったりDVD三昧というのも良い物だ。人目を気にせず見た映画DVD・ドラマDVDの感想など書き散らしてみたり。

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2007年03月29日

マーダーボール

 車いすを駆使してボールを奪い合い、相手をなぎ倒すことも許される過激なスポーツ「マーダーボール」。
 この作品は、そのマーダーボールで、世界最強の座に君臨するアメリカ代表チームに密着したドキュメンタリー映画。
 2002年の世界選手権大会から、2年後のアテネ・パラリンピック(銅メダル獲得)に至る歩みが描かれている。敗北を乗りこえて勝つことに挑み続ける男たちの熱き闘いが、画面いっぱいに激突するド迫力のスポーツ・エンターテインメント。
 はっきり言って、すごい!
 障害の有無など小さな差異に過ぎないと言わんばかりのアスリートぶり。
 間違いなく、運動音痴の自分なんかよりもずっと軽快で力強い動きが見られる。
 ライバルに勝つには、まず自分自身に勝つことから始まる――世界一への道は、あくなき闘争の連続であることを教えられる。

2007年03月23日

EPISODE1-03「報復攻撃」ザ・ホワイトハウス<ファースト・シーズン>

 オリジナル放映日は1999年10月6日。
 第2回からつながっているストーリー。テロへの対応で緊迫した状況の中で、チャーリーがメッセンジャー希望者として初登場する。
 
ザ・ホワイトハウス<ファースト・シーズン>第3話「報復攻撃」あらすじ】
 眼鏡が見つからずイライラをつのらせるバートレット大統領。
 シリア上空での米軍に対するテロを受けて、大統領は統合参謀本部会議を招集し、報復攻撃のシナリオを提出させる。しかし、そのテロで亡くなった軍医モリス・トリバーに対する私情から、手ぬるい報復計画に納得できず、軍部に対してシナリオの再考を迫る。
大統領「比例報復には一体どんな利点があるんだ?」「60分やるから、まともな報復シナリオを考えろってことだ。お座なりだと私に思わせるような、子どもだましのシナリオじゃなくだ!」
 それを受けて、議長のフィッツウォレスは、民間人にも被害の出る大規模攻撃のシナリオを提出するが、「この報復攻撃の様子は国内外に放送され、大統領は世界中の非難にさらされるでしょう」「50ドルの犯罪に対し5000ドルの罰を受けるようなものですよ」と大統領を戒める。苦渋の決断を迫られる大統領。
 結局は比例的な報復攻撃「パラクリーズ・ワン」を決断する。
 大統領は「50ドルの犯罪か……我々はここで何をしてるんだろうな」とつぶやく。
 一方ジョシュは、人事部から回されてきた、黒人青年チャーリーのことが気に入り、大統領の私設秘書に抜擢しようとする。思わぬ展開に戸惑うチャーリーだったが、ジョシュはなかば強引に大統領のもとに連れて行く。
 報復攻撃について国民に知らせるテレビ放送を前に、イライラがピークに達する大統領。
 会話のやりとりの中から、大統領の眼鏡が書斎にあることに気づいたチャーリーがそれを伝えるが、大統領に「新人の紹介なら後にしてくれ!」と冷たくあしらわれて傷ついてしまう。
 放送を前に大統領を諭すレオ。
大統領「何だ、レオ?」
レオ「あなたは職場の全員に当たり散らし、奥さんにも当たり散らした。後残っているのは誰かと考えた時に、次は国民じゃないかと思いましてね」

レオ「あなたはその気になれば、人類史上最強の軍事力を意のままに操り、神を気取ることが出来る。それは夢じゃない。唯一の超大国の王として世界を征服出来るんですよ。シャルル・マーニのように。だがそれには全員を殺す用意がなくてはならない。最初に私を殺した方がいい。さもないと、私は反乱を起こして、あなたを倒しますよ!」

レオ「これが、世界の超大国の取るべき態度なんですよ。比例的で、合理的で、責任感と慈悲にあふれ、実のある対応だ。4つの軍事施設を叩いたんですから」
大統領「半年もすれば再建されるだろう!」
レオ「なら半年後にまた叩けばいい! 反復は上達への道だ!」
大統領「…(ため息)…」
レオ「それが、先駆者の教えです」
大統領「……すっかり忘れてたよ」
 落ち着きを取り戻した大統領は、警察官だった母親が任務中に殉職したチャーリーに語りかける。
大統領「お母さんの殺害に使用された弾丸は、KTWいわゆる『サツ殺し』だ。残念ながら今のところはその弾丸を規制する法案は完全には出来ていない。だが、議会が再開したら、法案の通過に全力を尽くそう。だからどうだね? 手伝ってくれるか?」
チャーリー「えぇ、もちろん」
大統領「よろしく!」

 ローリーのことをCJに知られ、追求されるサム。2人の掛け合いが息詰まる。
CJ「私に一番に知らせて」
サム「いつ?」
CJ「過去でも、現在でも、未来でも。あなたが何かトラブルに首をつっこんだらよ。大したことじゃないとは言わせないわ。ジョシュと部長にちゃんと相談してるじゃないの。トラブルに首をつっこんだら、まず私に知らせること。あなたにとって私は命綱なのよ。あなたを守ることは大統領を守ることにつながるんだから」
サム「気になるのはそれか!」
CJ「気になるのは、あなたが有名だし、露出度が高いし、世間に顔を知られてるってことよ」
サム「それ3つとも同じ意味だよ」
CJ「はぐらかさないで!」
サム「なぁもう行ってもいいかな? 問題は君自身にあるんだよ。またしても世間に迎合しようとしてるだろ。別に悪いことはしてないし、あんたたちには関係ないって言うだけの勇気も強さも度胸もないからだ!」
CJ「そうかしら?」
サム「あぁ!」
CJ「勇気と強さと度胸?」
サム「そうだよ!」
CJ「……それだって3つとも同じ意味だと思うけど?」

2007年03月14日

EPISODE1-02「非業の死」ザ・ホワイトハウス<ファースト・シーズン>

 オリジナル放映日は1999年9月29日。
 後々までホワイトハウスを取り巻く問題であるホインズ副大統領との確執の断片、そしてサムとローリーの関係が描かれる。
 さらにタイトルの通り、テロによって軍用機が襲われ、大統領のお気に入りの主治医が非業の死を遂げる。
 日ごろから暴力に反対する大統領が、軍の総司令官として決断を迫られる。
 世界一の軍事力を持ったアメリカ大統領は、個人的な憤りを抱えて、どうすべきなのか?

ザ・ホワイトハウス<ファースト・シーズン>第2話「非業の死」あらすじ】
 法案443をめぐって、マンディーはロイド・ラッセル上院議員と口論になり、唯一のクライアントを失ってしまう。
 そのころホワイトハウスでは、大統領のジョークが原因で、ゴルフのライダーカップ・チームを怒らせてしまうという事件が起こり、メディア対応担当のコンサルタントが必要になっていた。
 スタッフたちは、マンディーの元恋人であるジョシュには内緒で、マンディーをホワイトハウスのスタッフに招くことにする。
 思わぬ事態にジョシュはうろたえ「(彼女は何をするにも)必ず僕を通し、部長を通すこと!」と連呼する。
 また、ホインズ副大統領の「大統領には今こそ、我々のサポートが必要だ」との発言に、ホワイトハウスのスタッフたちは色めき立つ。
 CJは怒りを抑えて副大統領と話し合おうとするが、「君は、大統領の広報官だ」と追い払われる。
 それでもCJは「ミスコミュニケーションでした」と衝突を避けようとするが、レオ首席補佐官は事情を察し、副大統領を呼ぶ。
 「いつまで大統領の代わりに叩かれ役を務めればすむんだ」とはき捨てる副大統領。
 レオは「君が大統領のサポートに全力を傾けるのを怠れば、いつまでここにいられるかハッキリするだろう」とすごむ。
 その一方で、サムが一夜を過ごしたローリーが高級コールガールだったことが徐々に波紋を呼ぶ。
 バートレット大統領は、主治医であるモリス・トリバー軍医を気に入っていた。だがモリスの乗った軍用機が、任務でヨルダンに向かっている途中、シリア上空でテロに遭い、空中爆発してしまう。
 大統領は静かに、しかし怒りを含んで断固として言い放つ。
「私は恐れない。テロリストをこの世から廃絶してやる。神の怒りを思い知るがいい」

 診察を終え、任務に向かうモリスに投げかける言葉が印象的。
大統領「モリス」
モリス軍医「何でしょう?」
大統領「その写真を見てみろ」
モリス「……(手元の愛娘の写真を見つめる)」
大統領「ん?…君には過去だけじゃなく、未来もあるんだ」
モリス「……そうですね」
大統領「さあ、行け」

2007年03月07日

一票のラブレター

 漆黒からオレンジ色へとグラデーションする、夜明け前の空を飛ぶ飛行機から、パラシュートがついた箱が降ってくる。
 影絵のような光景から夜が明けると、箱の落ちた先がペルシャ湾に浮かぶ小さな島だったことがわかる。そこへボートで一人の女の子がやってくる。
 今日は選挙。その箱は投票箱で、女の子は選挙管理委員なのだ。
 女の子は投票箱を抱えて、その島中を回る。細い声で「私たちの票には社会を変える力がある」と投票を呼びかけるながら。
 その横には、選挙の不正を防ぐとの命を受けた島の無骨な兵士が、しぶしぶ彼女のお伴をしている。小娘にも選挙にも無関心。
 微妙な二人の対比が、何とも言えない面白さを醸し出す。
 さらに有権者たちが、これまたいろいろ。
 どの候補者も知らないと棄権する者、数十人の妻を連れていて、彼女たちのぶんを自分一人で投票しようとする者、神に投票しようとする者……。
 青い空と海、白い砂浜――美しい島の情景の中を、ゆったりと進みながら、様々な人々が様々に行動する。それを見ているだけで、そこはかとなく楽しい。
 もちろん、選挙や一票の重さなどに思いを致すのも良い。
 現実でも、この春から夏にかけて、地方と国の選挙が行われる。
 ある意味でせっかくのチャンスなのだから、この「一票のラブレター」を通して、日本の選挙の雰囲気や空気と、映画の中の様子を見比べてみるのも一興かもしれない。

2007年03月01日

記憶の棘

 真っ白な雪に覆われた、ニューヨークのセントラルパークをジョギングする男性。その後ろ姿を追う冒頭の長回しが印象深い。
 その男性が不意に倒れて、動かなくなる。そして一転、場面は10年後の残された妻へと移行する。
 愛する夫ショーンを心臓発作で失った妻・アナ(ニコール・キッドマン)も30代に。ニューヨークのアッパー・イースト・サイドで暮らしている。今も夫を忘れられずにいるが、何年も待ち続けてくれたジョゼフ(ダニー・ヒューストン)と、ようやく婚約パーティーを開くことになった。
 そんな時、アナの前に、見知らぬ10歳の少年が現れ「僕はショーン、君の夫だ」と告げる。夫の「生まれかわり」と主張する少年に、アナの気持ちは揺れ始める……。
 ジョナサン・グレイザーは、監督初作品である「セクシー・ビースト」で世界的な評価を受けている。
 監督と共同で脚本を執筆し、「存在の耐えられない軽さ」「欲望のあいまいな対象」などで知られるカリエールは、ダライ・ラマとの間に2冊の共著があるとのこと。東洋的な死生観のもつ不可思議さ、深遠さを、丁寧に描写している。
 視線を交わし、視ることで曖昧なものが形を成していく。そのようなまなざしが、本作の核となっている。
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