オリジナル放映日は1999年10月13日。
アメリカの誇りでもあり、病理でもある銃の問題が背景に。
銃規制法案の通過に向けて、大統領に知られないように、まさに裏舞台で根回しに奔走するスタッフたち。
その駆け引きの中で、ホインズ副大統領の存在がクローズアップされる。
【
ザ・ホワイトハウス<ファースト・シーズン>第4話「裏舞台」あらすじ】
銃規制法案を通過させるためには、あと5票足りないことが事前に判明した。
何とか大統領に知られないように、密かに多数派工作をしなければ!
レオ「作る現場を見せたくない物が、この世には2つある。法とソーセージだ」
マンディー「なるほど。特に大統領にでしょ?」
一方トビーは、毎年恒例のホワイトハウス職員の資産公開を目前に控え、眠れない夜を過ごしていた。トビーの友人である大学教授が、通商委員会でインターネット株について証言した直後に、トビーの買った株が急騰したため、当局から疑いの目を向けられていたのだ。
レオとジョシュは反対派の説得に奔走する。
テキサス出身の大物議員ティリングハウスの説得にはホインズ副大統領が適役だが、レオは何かと反りが合わないホインズに頭を下げることを渋る。
ジョシュは、カッツェンモイア議員に予備選挙で対抗馬を立てると脅しをかける。
ジョシュ「大統領はいい人だ。優しい人だ。汚いことはしない。それは僕の仕事だ」
そんな時、仕事ばかりで家庭を顧みないレオに愛想をつかした妻のジェニーが家を出て行ってしまう。
しかもティリングハウス議員への説得の糸口も閉ざされ、打ちひしがれて、レオは最後の頼みの綱であるホインズ副大統領の元に協力を要請しにいく。
副大統領はティリングハウス議員を説得する。
ティリングハウス「何故、私は君に負けを認めなきゃならんのだね?」
ホインズ「それは私が、いずれ大統領になる男だからですよ」
だが、法案通過へ対立議員説得に最も功績があったという手柄も自分のものとしてしまう。
レオ「我々が甘かったんだ。思い上がって当然の報いを受けたのさ」「でもいいさ。勝ったんだから」
ホインズ副大統領の元を訪ねるジョシュ。
ジョシュ「勝ったのはあなただけだ。だから『おめでとう』を言いに来たんです」
ホインズ「ジョシュ」
ジョシュ「はい」
ホインズ「勝負はこれからだ」
後のエピソードで判明するが、ジョシュは、当初、ホインズの選挙スタッフだった。
それを蹴って、バートレット陣営に入り、見事に大統領選を勝ち取った。
そんな因縁も含めて見ると、ますます興味深い場面だ。