自宅でDVD三昧!~映画・ドラマどんと来い!

もちろん映画館で見る大画面の映画の雰囲気は最高。でも自宅でまったりDVD三昧というのも良い物だ。人目を気にせず見た映画DVD・ドラマDVDの感想など書き散らしてみたり。

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2007年01月26日

メトロポリス

 手塚治虫の原作を、大友克洋が脚本、りんたろう監督という豪華なアニメーション・クリエーターたちが映画化。
 ロボットと人間が共存する未来都市メトロポリス。
 最高権力者であるレッド公は、自らの威光の象徴としてジグラットという超高層ビルを建設する。
 さらに、お尋ね者のロートン博士に命じて、亡き娘をモデルにしたティマというロボットをつくらせ、ティマをジグラットの玉座に座らせようとする。
 メトロポリスにはロボットを敵視する過激な勢力があり、レッド公の親衛隊のロックはティマを破壊しようと狙う。
 ロックは、ロートン博士を射殺し、博士の研究施設に火を放つ。ロートン博士を追ってきたヒゲオヤジとケンイチは、炎の研究施設に飛び込む。
 ティマがつくられた目的は、世界を征服する司令塔となることだった。玉座に座ったティマは、ロボットの怨みを晴らすために……。
 レッド公を失脚させようとする権力闘争。
 それに利用される民衆の武力蜂起。
 ケンイチの優しさに触れて感情をもち始めるティマ。
 そしてティマを狙うロックたち……。
 ロボットへの差別という形で人権問題が、そして暴力、戦争、権力闘争といった20世紀に人類が経験した巨大な愚行の数々が、重層的に展開されるストーリーの中に盛り込まれている。
 21世紀を迎えた私たち人類は、それらを本気で反省できたのだろうか。
 忙しさに流されながらも、直面せざるを得ない問題が山積している。

2007年01月19日

キンキーブーツ

 タイトルの「キンキー」とは、「風変わりな、性的に倒錯した」という意味。
 倒産しかけたイギリスの田舎の靴工場が、ドラッグ・クイーン御用達のキンキーブーツで再生をはかるという物語。
 それと同時に、女であること、男であること、そしてドラッグクイーンであることという、自分らしさを再確認する物語でもある。
 「いったい僕に何ができる?」が口癖の優柔不断な青年・チャーリー(ジョエル・エドガートン)。
 突然の父親の死で、相続した靴工場が倒産秒読みであることを知り、大慌て。
 ロンドンで偶然出会ったドラッグクイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)から、工場再建のヒントを得る。クラブのスターとして華やかな衣装で過ごす彼女たちの悩みは、小さな女性用の靴を無理に履いていることだった。
 男性の体重を支えられるブーツの市場価値を見いだしたチャーリーは、前代未聞の男性用セクシーブーツ作りを開始する。
 勝負は1カ月後のミラノ国際見本市。しかし2人の大胆な改革の前に、保守的な人々の偏見と嘲笑という壁が立ちふさがる……。
 イギリス流のユーモアにあふれた、笑いの後にじわっと感動が迫ってくる傑作だと思う。
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