オリジナル放映日は1999年9月29日。
後々までホワイトハウスを取り巻く問題であるホインズ副大統領との確執の断片、そしてサムとローリーの関係が描かれる。
さらにタイトルの通り、テロによって軍用機が襲われ、大統領のお気に入りの主治医が非業の死を遂げる。
日ごろから暴力に反対する大統領が、軍の総司令官として決断を迫られる。
世界一の軍事力を持ったアメリカ大統領は、個人的な憤りを抱えて、どうすべきなのか?
【
ザ・ホワイトハウス<ファースト・シーズン>
第2話「非業の死」あらすじ】
法案443をめぐって、マンディーはロイド・ラッセル上院議員と口論になり、唯一のクライアントを失ってしまう。
そのころホワイトハウスでは、大統領のジョークが原因で、ゴルフのライダーカップ・チームを怒らせてしまうという事件が起こり、メディア対応担当のコンサルタントが必要になっていた。
スタッフたちは、マンディーの元恋人であるジョシュには内緒で、マンディーをホワイトハウスのスタッフに招くことにする。
思わぬ事態にジョシュはうろたえ「(彼女は何をするにも)必ず僕を通し、部長を通すこと!」と連呼する。
また、ホインズ副大統領の「大統領には今こそ、我々のサポートが必要だ」との発言に、ホワイトハウスのスタッフたちは色めき立つ。
CJは怒りを抑えて副大統領と話し合おうとするが、「君は、大統領の広報官だ」と追い払われる。
それでもCJは「ミスコミュニケーションでした」と衝突を避けようとするが、レオ首席補佐官は事情を察し、副大統領を呼ぶ。
「いつまで大統領の代わりに叩かれ役を務めればすむんだ」とはき捨てる副大統領。
レオは「君が大統領のサポートに全力を傾けるのを怠れば、いつまでここにいられるかハッキリするだろう」とすごむ。
その一方で、サムが一夜を過ごしたローリーが高級コールガールだったことが徐々に波紋を呼ぶ。
バートレット大統領は、主治医であるモリス・トリバー軍医を気に入っていた。だがモリスの乗った軍用機が、任務でヨルダンに向かっている途中、シリア上空でテロに遭い、空中爆発してしまう。
大統領は静かに、しかし怒りを含んで断固として言い放つ。
「私は恐れない。テロリストをこの世から廃絶してやる。神の怒りを思い知るがいい」
診察を終え、任務に向かうモリスに投げかける言葉が印象的。
大統領「モリス」
モリス軍医「何でしょう?」
大統領「その写真を見てみろ」
モリス「……(手元の愛娘の写真を見つめる)」
大統領「ん?…君には過去だけじゃなく、未来もあるんだ」
モリス「……そうですね」
大統領「さあ、行け」
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