自宅でDVD三昧!~映画・ドラマどんと来い!

もちろん映画館で見る大画面の映画の雰囲気は最高。でも自宅でまったりDVD三昧というのも良い物だ。人目を気にせず見た映画DVD・ドラマDVDの感想など書き散らしてみたり。

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2006年09月26日

ベロニカは死ぬことにした

 この映画の原作は、パウロ・コエーリョの同名小説「ベロニカは死ぬことにした」。
 既に世界120カ国以上で翻訳され、日本語版でも20万部を超す話題作らしい。
 一見、満ち足りた生活を送る、ある若い女性の絶望と再生の物語。その舞台を、7年連続して3万人の自殺者が出ている日本に置き換えて、映画化した。
 「なんでもあるけど、なんにもない」退屈な人生にうんざりして、自らの命を絶とうとした28歳のトワ(真木よう子)が目覚めた場所は、ちょっと変わったサナトリウム。「君はあと7日間の命だ」と、院長(市村正親)が宣告する。
 自分に残されたあまりに短い時間を送るうち、はじめて彼女は、それまで拒絶していた自分自身を受け入れ、周囲に目を向ける。
 おいしいものを食べること、楽しむこと、好きな格好をすること、美しい音楽を奏でる喜び、人生を彩るものすべてが彼女を変えていき、率直な生への欲求が芽生え始める……。
 院内での風変わりな人々の独特な世界と、ファンタジーな映像で、一風変わった浮遊感のある作品になっている。
 風吹ジュン、中嶋朋子、荻野目慶子、淡路恵子のほかに、韓国の人気俳優イ・ワンや、NHKの子ども番組で人気のミュージシャン・山口トモなど、異色の配役も楽しい。
 多彩な役者陣のなかで、若手女優・真木よう子がヒロイン・トワを演じ、その演技で作品を引き締めている。
 現代人、中でも女性たちが抱える生きにくさを見すえながら、どこかふわりとしたさわやかさで、ラストがまた感動的な瞬間となっている。
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