自宅でDVD三昧!~映画・ドラマどんと来い!

もちろん映画館で見る大画面の映画の雰囲気は最高。でも自宅でまったりDVD三昧というのも良い物だ。人目を気にせず見た映画DVD・ドラマDVDの感想など書き散らしてみたり。

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2006年08月16日

ミュージック・オブ・ハート

 ロベルタ(メリル・ストリープ)が音楽教師として、ニューヨークでも指折りの物騒な地域「イースト・ハーレム」の小学校に、50挺ものバイオリンを抱えて乗り込む。
 悪ガキどもはバイオリンの弓でチャンバラをはじめる始末。しかし、ロベルタの率直な人柄に心を開き、子どもたちは鋭敏な力を発揮してグングン上達していく。
 やがて、発表会で「キラキラ星」を見事に合奏する我が子の誇らしげな姿に、親の目に涙が光る。
 果ては、スターンやパールマンら世界的なバイオリニストと、カーネギーホールで協演することになるのだ!
 しかし、このドラマは単なる美談とは一線を画している。
 ある日、練習熱心な少年が来ない。母に“行くな”といわれたからだ。
 母は、ロベルタを非難する。「頼みもしないのに、スラムの子どもを救う気で乗り込んでくる白人教師が前にもいた」と。
 ロベルタも黙ってはいない。「誰を救う気もない。これは自分の子どもを養うために必要な仕事」「あなたは知ってるの? バイオリンを弾いているとき、あなたの息子が輝いているのを」――と。
 ロベルタは夫に逃げられ、ふたりの息子を抱えて働き口を見つけねばならなかった。
 職場で直面する、人種差別の深い溝。“家族が殺された”と子どもが休むスラムの現実……。家庭では、思春期の息子との葛藤。頼れる夫のいない不安……。それでも、ロベルタは突き進む。音楽への純粋な愛を鼓舞し、子どもたちへの愛と喜ぶ顔に支えられながら――。ありのままの自分をさらけ出し、教師として母として、やるべきことを成し遂げていくひたむきな姿は、美しく、清々しい。
 ロベルタは下見でカーネギーホールの舞台に立つ。
 劇場を満たしている静寂と圧倒的な威厳がスクリーンから伝わってくる。
 そこで、バイオリンの巨匠であり、音楽の殿堂・カーネギーホールの総館長であるアイザック・スターンがロベルタに語る。
 「チャイコフスキーもハイフェッツも、ラフマニノフも皆、ここに立つ人を歓迎してくれる。君たちもここの一員だよ」と。
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