自宅でDVD三昧!~映画・ドラマどんと来い!

もちろん映画館で見る大画面の映画の雰囲気は最高。でも自宅でまったりDVD三昧というのも良い物だ。人目を気にせず見た映画DVD・ドラマDVDの感想など書き散らしてみたり。

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2006年08月15日

ザ・ハリケーン

 先日紹介した「エリン・ブロコビッチ」と同じく、実話を題材にした作品。
 壮大なアクションやファンタジー大作も小気味良いが、真実の話はそれとは違った感動を味わえる。今まで自分が知らなかった世界で、こんなにもたくましく、切なく生きた人々がいたのだという驚きが胸に迫ってくる。
 1963年、黒人ボクサーのハリケーン(デンゼル・ワシントン)は、ウエルター級のチャンピオンにまで上り詰めていた。
 華々しい戦績をあげる彼に突然、殺人事件の容疑がかけられる。裁判で無実を訴えるのだが終身刑が宣告されてしまう。
 彼は、獄中でも無実を訴え続け、自伝を執筆して出版するやいなや大反響を呼び、ボブ・ディランやモハメッド・アリなどが釈放運動に加わってくれる。しかし、再審も有罪。ハリケーンは絶望し、社会とのかかわりをいっさい断つようになっていく。
 古本市でハリケーンの自伝を何気なく手に取ったレズラは、ハリケーンの人生に共感を覚え、仲間と一緒にハリケーンの無罪を勝ち取るために、立ち上がるのだった……。
 デンゼル・ワシントンはこの企画が始まった6年前からハリケーン役を切望していた。役にいどむために、27キロの減量とトレーニングを行い1年の準備期間をへてボクサー体形に自分の身体を鍛え上げたという。そのため、ボクシングのシーンも違和感なく受け入れることができる。
 さらに、時の経過と共に、ワシントンのまなざしが変わってくるところも見物だ。
 無実の罪で投獄されたことに対する怒り、真実は必ず認められるはずだと信じてやまない姿、絶望、孤高の境地、レズラとかかわることによって得る安らぎ、そして信頼――ワシントンの入魂の一作といえそうだ。
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