自宅でDVD三昧!~映画・ドラマどんと来い!

もちろん映画館で見る大画面の映画の雰囲気は最高。でも自宅でまったりDVD三昧というのも良い物だ。人目を気にせず見た映画DVD・ドラマDVDの感想など書き散らしてみたり。

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2006年08月04日

EPISODE1-01「大統領と側近たち」ザ・ホワイトハウス<ファースト・シーズン>

 記念すべきザ・ホワイトハウス<ファースト・シーズン>の第1話(PILOT)。オリジナル放映日は1999年9月22日。
 当初このドラマは、広報部次長のサム・シーボーン(ロブ・ロウ)を中心に、ホワイトハウスのスタッフたちに焦点を当てたものになるはずだった。だからバートレット大統領は数回に一度程度の出演予定だったらしい。
 アメリカのテレビドラマのシステムとして、まずパイロット版的な第1話を制作して放映し、その視聴率によって継続かどうかが決まる。場合によっては、あっという間に打ち切りになるわけだ。
 そのためか、今話では大統領が登場場面は少ないながら大活躍している。
 そして結果としてサムへの焦点は薄れ、大統領を中心としてアメリカ政治の中枢であるホワイトハウスのスタッフ全員の描写へとシフトしていく。

ザ・ホワイトハウス<ファースト・シーズン>第1話「大統領と側近たち」あらすじ】
 電話やポケットベルで次々と呼び出される登場人物達。
 「POTUS(ポータス)が自転車事故。至急、オフィスへ来い」
 その中の1人、サム・シーボーン(ロブ・ロウ)は、昨晩出会った黒髪の美女ローリーの部屋でシャワーを浴びていた。
 自分の物と間違えて見てしまったローリーからポケベルの内容を聞かされ、急に「残念だけど、行かなくちゃいけないんだ」と身支度を整え始める。
 「友達に“変な名前ね”って言っといて。それと“お大事に”って」
 「友達じゃなく上司だし、名前じゃなく肩書きなんだ」
 「POTUSが?」
 「大統領(President Of The United States)のことなんだ」
 ジェド・バートレット大統領(マーティン・シーン)が自転車で木にぶつかり、足を怪我したのだ。
 報道官のCJ・クレッグ(アリソン・ジャニー)は、マスコミへの発表に頭を痛める。
 サムはポケベルの入れ違いから、ローリーが高級コールガールであることを知る。その上、生徒をホワイトハウス見学に連れてきた教師で、レオ・マクギャリー首席補佐官(ジョン・スペンサー)の娘マロリー・オブライアンに「夕べ知らずにコールガールと寝てしまった」と漏らしてしまう。
 マイアミの沖では、キューバ人たちがアメリカへの亡命を望んで漂い、メディア対策の専門家であるマンディー・ハンプトンは新しい事務所を開設した。
 そんな諸々の動向の一方、次席補佐官であるジョシュ・ライマン(ブラッドリー・ウィットフォード)は、テレビ番組でキリスト教右派のメアリー・マーシュに対して「あなたの崇める神さまは、脱税でお忙しい」と発言。同派の怒りをかって解雇の危機に直面していた。
 広報部長のトビー・ジーグラーは、同派の首脳であるアル・コールドウェル、ジョン・バン・ダイク、そしてメアリー・マーシュとの会見をセッティング。参加を拒否するジョシュに「本来なら広報的立場から“君を首にして追い出すのが一番だ”と大統領に言うべきなんだ!……話し合いに出ろ。謝って、ここに残れ」と訴える。
 しかしその会見の席上、同派のメアリーは謝罪だけでなく政治的な償いを求めてくる。その上、ユダヤ人への差別ともとれる発言に及び、ユダヤ系のトビーが激怒。謝罪による事態の収拾など無理かと思われた。
 そこに杖をついたバートレット大統領が登場。
 少女雑誌で中絶の権利について語った孫娘アニーにキリスト教右派の過激団体「神の子羊」から、のどにナイフの刺さった人形が届けられた事実を突きつけ、同派の首脳であるアルたちにその団体を「糾弾しろ。公然とだぞ」と返り討ちに。「それが済むまでは、ホワイトハウスに足を踏み入れることは許さん」と追い出してしまう。

 今回既に、後の名コンビのやり取りが見て取れる。
ドナ「あのネクタイでテレビに出たのは失敗ね」
ジョシュ「別にネクタイのせいで、しくじったわけじゃ…」
ドナ「私が何度も止めたのに」
ジョシュ「それ何?」
ドナ「コーヒーよ」
ジョシュ「やっぱり…」
ドナ「持ってきてあげたの」
ジョシュ「何かあるんだろ?」
ドナ「別に何も」
ジョシュ「いつから僕の下で働いてる?」
ドナ「ん~…選挙中から」
ジョシュ「僕の秘書になって何年?」
ドナ「1年半」
ジョシュ「いままでコーヒーを持ってきたことあったっけ?」
ドナ「……」
ジョシュ「ないだろ? 一度だってないんだよ!」
 ジョシュとドナは、最初からジョシュとドナだったんだねぇ。

トビー「君を救う手立てが、一つだけあるんだ。でも誤解しないでくれ。私は君のことが好きなわけじゃない」
 この素直じゃないところがトビーらしいし、その後の思いあふれる説得もまたトビー。

レオ「他には?」
CJ「それと…」
レオ「ジョシュのことは、聞かんでくれ」
CJ「でもあなたは…」
レオ「私にも分からんのだ」
CJ「ご存知のはずです」
レオ「知らんよ」
CJ「大統領の意向を」
レオ「彼とは知り合って40年になるが、これだけは言える。彼がどんな選択をするかは、まったく予想不可能だよ」
CJ「確かに」
 相手の言葉に被せるようなスピーディーな掛け合いは、この作品の魅力の一つ。

大統領「海軍によれば今朝、およそ1200のキューバ人がハバナを出発。うち700名が天候不良のため引き返し、350名が行方不明もしくは死亡、137名がマイアミに着いて保護され、亡命を望んでいる」
「背中に荷物を背負って嵐を越え、命の危険も顧みず、夢を抱いてこの国に来る。これこそ感動的だ」
「言えることは一つ。仕事に戻ろう」
 大統領からスタッフ達に語りかける言葉も軽妙かつ示唆的だ。
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