車いすを駆使してボールを奪い合い、相手をなぎ倒すことも許される過激なスポーツ「
マーダーボール
」。
この作品は、そのマーダーボールで、世界最強の座に君臨するアメリカ代表チームに密着したドキュメンタリー映画。
2002年の世界選手権大会から、2年後のアテネ・パラリンピック(銅メダル獲得)に至る歩みが描かれている。敗北を乗りこえて勝つことに挑み続ける男たちの熱き闘いが、画面いっぱいに激突するド迫力のスポーツ・エンターテインメント。
はっきり言って、すごい!
障害の有無など小さな差異に過ぎないと言わんばかりのアスリートぶり。
間違いなく、運動音痴の自分なんかよりもずっと軽快で力強い動きが見られる。
ライバルに勝つには、まず自分自身に勝つことから始まる――世界一への道は、あくなき闘争の連続であることを教えられる。